乳がん転移 癌性リンパ管症で亡くなりました

人生の転機にて、人生の目的を見つめてゆきます

乳がん転移 「死の瞬間」 シルバーコードの切断

乳がん転移 

「死の瞬間」

シルバーコードの切断

 

 

前回、乳がん転移による、癌性リンパ管症で亡くなった妻を想い返しながら、現代医学の生理学的側面から、「死の瞬間」について見てきました。

 

「死の瞬間」は、

 ①一瞬で訪れるのではなく、半日ぐらいかけて 徐々に心臓と肺が働く
  のを止めて、血圧と呼吸が徐々に低下 し、死に向かってゆく。

 

 ②意識は薄れ、眠っている状態 が続き、呼吸の休止時間は長くなり、
  最後は、穏やかに死 を迎える。臨終の半日から一日前は、ほとんど寝て
  過ごしているが、呼びかけには 反応出来る方が多い。

 

 ③多くのガン患者は、一日ぐらいかけて 死んでゆく。
  死ぬ直前の 呼吸は苦しそうに見える が、本人は 苦しさを感じていない

 

というものでした。

そして、医者は、心臓、呼吸、脳波、すべてが止まったことをもって、「死」を宣告します。

 

私の妻も、亡くなる3日前から、毎日、病室で1時間ほど面会していましたが、日に日に口数も減り、休んでいる時間が増えていました。

 

前日夕方は、起き上がって座ることも出来ず、寝たままで会話はするものの、声は弱々しいものでした。スマホの充電ケーブルが背中の方にあっても取ることが出来ませんでした。

 

家族が持ってきてくれた、お花が「綺麗だね!」「もう少し、赤いお花をこっちに向けて、、綺麗!!」。 私が「耳掃除」をしてあげると、「とても気持ちよかったよ!、ありがとう!!」と言ってくれました。

 

体を動かすことは難しかったのですが、会話は、細々と受け答え出来る状態でした。
でも、もうこの時すでに「死」が近づいていたんですね。分かっていませんでした。。

 

まさか、この段階で、明日の昼過ぎに亡くなるなんて、誰が予想出来たでしょう!!
本当に残念で、胸が締め付けられます。

 

「死の瞬間」からすると、この面会のあと、その夜から翌午前中にかけて、徐々に 呼吸や血圧が低下 してゆき、ゆっくりと「死」を迎えたんだと思います。
誰も傍にいず、心細かっただろうと思うと、本当に申し訳なかった、、と、しみじみ思います。妻の手を握って、「感謝の言葉」を伝えたかったと、後悔の念が湧き上がってきます。。

 

それでは、「死の瞬間」について、 霊的側面 から見てみたいと思います。


一つは、以前ご紹介しました、スピリチュアリズム普及会」のホームページで、「死の正しい定義」、「死のプロセスの諸相」について、詳細に記載されていますので、下記に抜粋をご紹介します。

(引用箇所は、色付き文字。太字と下線は私が入れています)

 

スピリチュアリズムの観点からするならば “死” とは、霊体と肉体を結ぶシルバーコードが切れる時 」のことなのです。シルバーコードが切れていないうちは、いったん死んで後に生き返るというようなことが起こる可能性があるのです。ですから 正しい “死の定義” とは 脳死ではなくて――「シルバーコードが切れる瞬間」ということになります。」

 

 シルバーコードが切れる時が「死」

 

シルバーコードといっても 太いものからクモの巣状の細いものまで、さまざまあります。これらのシルバーコードは、一律に切れるのではなく、場所によってそれぞれ異なります。どこかが切れていても、他の部分はしっかりとつながっていることもあります。

 

死とは、霊体と肉体をつなぐシルバーコードが切れる瞬間のことです が、このシルバーコードの 切れ方 は、一人一人でとても違っています。すばやく切れる人、なかなか切れない人、スムーズに切れる人、ぎこちなく切れる人といったように 千差万別 です。すなわち 死に方には、人それぞれ異なる様相がある ということなのです。シルバーコードの切れ方、すなわち 死に方 を決定するのが、本人の 霊的成長のレベル であったり、地上人生における 意識の持ち方や生き方 です。本人の魂の状態によって、死に方がさまざまになる ということなのです。

 

一般的に言って、霊体と肉体の 結びつきが強い人 ほどシルバーコードを断ち切るための時間は長くなり、苦痛も大きくなります。反対に霊体と肉体の 結びつきが弱い人 、すなわち霊的成長をしている人は、シルバーコードの切断が自然に、何の苦痛もなく進行していきます。そして死” はきわめて穏やかなプロセスとなり、“死の眠り” からもすばやく 覚醒 します。

 

シルバーコード は、ハサミやナイフで切るように、スパッと切れるわけではありません。普通は伸びたり縮んだりしながら、徐々に細くなって切れていきます。シルバーコードが切れるときは、大半の人は 意識を失い 深い眠りの状態 に入ります。全身麻酔をかけられたような状態と考えたらよいでしょう。

 

霊体と肉体を結んでいたシルバーコードが切れる瞬間は、本人は半睡眠状態で、ほとんど意識を失っています。これが「死の眠り」です。死に際しての 苦悶の表情 身もだえ の様子を見るのは、死を看取る地上人にはとても辛く、いたたまれない気持になりますが、当の本人は 何の苦しみも痛みも感じていない のが普通です。

傍(はた)からは、死にかけている人の顔が苦痛に歪んでいるように見えても、もうこの時点では本人には全く苦痛はありません。苦しいのは意識を失う前であって、死ぬ時ではないのです。

 

spiritualism.jp

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今回は、「死の瞬間について、霊的側面から「シルバーコードが切れる時」が、人の「死」であるということ、そして、切れる瞬間は、「死の眠り」にあり、苦痛を感じていない ということを知りました。

 

医学で言う「死の瞬間」、すなわち、「心臓と肺と脳の停止」の裏側では、「肉体と霊体をつなぐシルバーコードの切断」がある んだということを、妻の死の時を想いながら感じています。

 

次回は、スピリチュアリズムの祖として英語圏では有名な霊能者である アメリカの アンドリュー・ジャクソン・ディヴィス が、驚異の 霊視能力で観察 した、「死の瞬間」についてご紹介します。シルバーコードが切れていく過程で、どのようなことが、起きているか、、息を吞む観察がなされています。

 

願わくば、妻の霊に一歩、また一歩、近づけることを願って🌺