精細な『バイブレーション』、その奇 (くしび) な エネルギー・生命力 を意識して生活してゆきます!
この<地上世界>で『バイブレーション』と言えば、「振動・波動」を指しています。<物質>がある基準位置を中心に時間とともに上下又は左右等に位置変化を繰り返す現象とされています。
そして、人体には約60兆個の細胞があり、それぞれが固有の『バイブレーション』を持っていて、これに異常をきたした状態が病気だとも言われています。
ではこの『バイブレーション』、<霊の世界>ではどのように理解されているでしょうか。
二つの「霊界通信」、『ベールの彼方の生活』と『新樹の通信』より、少し長いですが、前後含め省略無しで抜粋します
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霊界通信『ベールの彼方の生活』(一)「天界の低地」篇 一章 暗黒の世界 4 光のかけ橋 40~42ページより抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜改行を加えています)
4 光のかけ橋 一九一三年九月二六日 金曜日
前回の通信は、あなたにもう少し深入りした感応の仕方を試して見るべきであるとの霊団の一人の要請を受けてやってみたものです。
が、説明できるようにはなりましたが、説明の内容はまだまだ十分とは言えません。
そこで、あなたがお望みであれば引き続き同じ問題を取り上げようと思いますが。
──有難うございます。お願いします。
では、あなたにも暫く私たちと共にベールのこちら側から考えていただかねばなりません。
まず理解していただきたいのは、
こちらへ来て見ると地上で見ていたものとはまったく 異なった様相 を呈していること
──恐らく現在地上にいる人の目には 非現実的で空想的にさえ思える のではないかということです。
どんなに小さなことでも驚異に満ちておりますから、こちらへ来たばかりの人は地上での三次元的な物の考え方から脱しない限り、飛躍的な進歩は望めません。
そしてそれが決して容易なことではないのです。
さて、ここで例の バイブレーション という用語を使用しなくてはなりません。しかしこれを物的なもののように考えては真相は理解できません。
私たちのいう バイブレーション は
作用においても性質においても 単なる機械的な波動ではなく、それ自体に生命力が宿っており、私たちは その生命力を活用して物をこしらえている のです。
言わば私たちの 意志と環境とを結ぶかけ橋 のようなものです。
つきつめれば すべての現象はその生命力で出来ている からです。
環境は私たちを始め 全存在を包む深い生命力の顕現したもの に過ぎません。
それを原料として私たちは 物をこしらえ成就することが出来る のです。
バイブレーションというと何だか実体のないもののように思われがちですが、それがちゃんとした 耐久性のあるもの を作り上げるのです。
たとえば光明界と暗黒界との間の裂け目(一二七頁参考)の上に橋を掛けるのもその方法によります。
その橋がただの一色ではないのです。
暗黒の世界の奥深い処から姿を見せ、次第に輝きを増しながら裂け目を越え、最後に燦々たる光輝を発しながら光明の世界へと入り込んでおります。
その光明界の始まる高台に掛かる辺りはピンク色に輝き、大気全体に広がる何とも言えない銀色、アラバスターと言った方が良いでしょうか、そんな感じの光の中で輝いて見えます。
そうですとも。その裂け目に立派に〝 橋 〟が掛かっているのです。
もし無かったら暗黒の世界から光明へと闇を通り抜けて霊魂はどうやって向上進化してくるのですか。
本当なのです。
言い落としておりましたが、怖ろしい暗闇の世界をくぐり抜けてその橋をよじ登り、裂け目のこちら側へやってくる霊魂が実際にいるのです。
もっとも数は多くありません。
大ていはその道案内の任に当たっておられる天使様の言うことが聞けずに後戻りしてしまうのです。
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『新樹の通信』〔本文復刻版〕浅野和三郎著 潮文社、2010年、9ページ~12ページ (現代文訳 武本昌三)より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜改行を加えています)
5.(三)通信の初期
すでに申上げたとおり、新樹が彼の母を通じてともかくも通信を開始したのは、昭和4年7月の半ば頃でしたが、通信とはほんの名ばかりで、わずかに簡単な数語をとぎれとぎれに受け取るだけに過ぎませんでした。
当時の私の手帳から、見本として少しばかり抜き出してみます――
問「お前はいま何か着物を着ているか?」
答「着ています………白い着物………」
問「飲食はしているか?」
答「何も食べていません・・・・・・」
問「睡眠は?」
答「睡眠もとっていません・・・・・」
問「月日の観念はあるか?」
答「ありません、ちっとも・・・・・・」
これが7月17日の問答筆記で、その末尾につぎのような私の注釈がついています。
「この日の通信の模様はよほど楽になった。私が『昨年の今日は、お前と一緒に大連郊外の老虎灘へ出掛けて行き、夜まで楽しく遊び暮らした日だ』と言うと、彼は当時を追憶していたようで、しきりに涙を流した………」
7月25日の第8回目の通信の記録を見ると、そこではいくらかの進境がみられます。左にその全部を掲げてみます。
問「私たちがここにこうして座り、精神統一 をしてお前をよぼうとしている時には、それがどんな具合にお前のほうに通じるのか? 一つお前の実感を聞かせてくれないか・・・・・」
答「ちょっと、何かその、ふるえるように感じます。こまかい波のようなものが、プルプルプルと伝わってきて、それが僕のほうに感じるのです。」
問「私の述べる言葉がお前に聞えるのとは違うのか?」
答「言葉が聞えるのとは違います……感じるのです……。もっとも、お父さんのほうで、はっきり言葉に出してくださったほうが、よくこちらに感じます。僕はまだ慣れないから……」
問「私に限らず.誰かが心に思えば.それがお前のほうに感じられるのか?」
答「感じます………いつも波みたいに響いてきます。それは眼に見えるとか、耳に聞えるとかいったような、人間の五感の働きとは違って、何もかもみな一緒に伝わってくるのです。
現に、お母さんはしょっちゅう僕のことを想い出してくださるので、お母さんの姿も、気持ちも、一切が僕に感じてきてしようがない・・・・・・」
問「生前の記憶はそっくりそのまま残っているか?」
答「記憶しているのもあれば、また忘れたようになっているのもなかなか多いです。必要のないことは、ちょうど雲がかかつたように、奥のほうに埋もれてしまっていますよ………」
問「満鉄病院へ入院してからのことを少しは覚えているか?」
答「入院中のこと、それからどうして死んだかというようなことは全然覚えていません。火葬や告別式などもさっぱりわかりませんでした・・・・・・」
問「お前が臨終後まもなく、火の玉がお前のお母さんに見えたが、あれはいったい誰が行ったのか?」
答「僕自身は何も知りません………。いま守護霊さんに伺ったら、全部守護霊さんがやってくださったのだそうです………」
問「いつお前は自分の死を自覚したのか?」
答「叔父さんに呼び起こされた時です………」
問「あのまま放置しておいてもいつか気がついていただろうか?」
答「さあ………(しばらく過ぎて)只今守護霊さんに聞いたら、それは本人の信仰次第で、真の信仰のある者は早く覚めるそうです。信仰のないものは容易に覚めるものではないといわれます。」
これが当日の問答の全部です。例によって、その末尾には私の注釈がつぎのようについています。――
「 右の問答後、妻に訊くと、先ほど細かい波の話が出た時に、彼女の霊眼には、非常に繊細な、きれいな漣 (さざなみ) がはっきり見えたという。これがいわゆる思想の波、エーテル波動とでもいうものか? 」
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<霊の世界>の様子を聞くにつけ、<物質世界>の考え方を改めないといけないと思います。方向転換してゆかないと、と思うのです。
「霊界通信」では、『バイブレーション』は、全存在を包む深い<生命力>の顕現したもので、その<生命力>を活用して耐久性ある物をこしらえることが出来ると教えてくれています
また、『バイブレーション』は、非常に精細な漣波 (さざなみ) のように、すべての情報を載せて伝わってゆくとも教えてくれています
ならば、私は思います。
<物質世界>に居ても、その<生命力>に満ちた繊細な『バイブレーション』を感じ取りながら、他の人のお役に立てれるよう生活したいと
その為には、<肉体>より<霊体>を優位にし、<霊体>としての感覚を研ぎ澄ます不断の努力が、何より大切です
間違った<根っこ>は深いんです!
<唯物主義>や<利己主義>は、サヨナラして、手放してゆきます
<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】です
<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>
やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
守護神様、守護霊様、背後霊様、古の霊の皆様および亡き妻の霊、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺