乳がん転移 癌性リンパ管症で亡くなりました

人生の転機にて、人生の目的を見つめてゆきます

葬儀後の手続き

葬儀後の手続き

 

私の場合、葬儀後の手続きは、葬祭会社に頂いた「各種手続き・届出一覧表」を参考にスタートさせました。

 

やり始めた順番に箇条書きで整理すると下記の通りになります。

 

1、市役所での手続き

・亡くなった日の翌日から数えて4日目に行きました。

  ①国民健康保険

  ・葬祭費申請、国民健康保険の金額変更、

   被保険者証・限度額認定証返還

  ②介護保険被保険者証の返還、

   介護保険料返還請求

  ③年金手続きの調査

  (年金事務所に送付する申請書の作成)

 

 私の住んでいる市の市役所では、死亡に伴う手続きについて、内容ごとに 担当窓口や必要書類等が一覧表になっていて、その窓口に行くと、市役所の担当者別に順番に手続きを相談できる流れになっていました。その場で申請書を書いて確認して頂けるので手続きしやすい印象です。

 

2、年金事務所への手続き

 市役所で私が頂いた書類は、「未支給年金・未支払給付金請求書」です。

 

 これは、年金が亡くなった月分まで頂けるので、まだ受け取っていない年金を請求するための書類になります。この書類は、「年金証書」と「戸籍謄本」「預金通帳コピー」「本人確認書類コピー」と一緒に年金事務所に送付しますが、ここで一番手間なのが、「戸籍謄本」です。

 

 「戸籍謄本」は、死亡した方と請求者の続柄確認除籍記載で死亡事実の確認を目的にしています。私の場合、本籍地が居住地より遠方のため直接足を運んで取得出来ないこと、および除籍記載が死亡届後約2週間かかるというお役所事情もあり、除籍記載される頃に本籍地の市役所に郵送で「戸籍謄本」を請求しました。郵送による請求方法は、市役所のホームページに記載されています。

 

 私が、市役所に郵送したものは、「戸籍謄本抄本等申請書」、「定額小為替「返信用封筒(宛先記入済、切手貼り付け済)」、「運転免許証コピー」です。

 

 「定額小為替」は、郵便局に支払う手数料がとても高いので、私は、他の2か所分とまとめて1350円分購入しましたが、額面1000円と350円の2枚の定額小為替に対して手数料400円にもなりました。

 

 除籍済の「戸籍謄本」の請求を8月29日、返信受領を9月5日、年金事務所への書類発送を9月7日に行って、年金事務所から受付連絡が9月26日に届きました。未支給年金が入金されるのは3~4月後になると記載がありましたので、随分と時間がかかるものです。 

 

 それから、私の家内は、少額ですが、企業年金連合会から年金を頂いていましたので、ホームページ上から、死亡時の書類送付をメールで依頼し、送付されてきた記入要領を見ながら提出書類を準備して送付しました。

 

 年金事務所へ提出した書類では不要であった「住民票」が、生計同一証明のため必要となりました。全てが、共通化されるといいのにと思います。

 

3、生命保険会社への手続き

 私の場合、一週間の入院保険金」「死亡保険金」を請求しました。

 

 保険加入している代理店に電話をし、書類送付を依頼。8月23日に電話をして、死亡保険金の方は、代理店より8月25日に書類到着。入院保険金の方は、保険会社より直接9月6日に書類到着しました。

 

 「死亡保険金」請求で一番重要な書類が、除籍記載済の「戸籍謄本」です。上記年金事務所提出用の戸籍謄本の請求に合わせて用意しました。

 

 「入院保険金」は、保険金額によって病院に作成をお願いする診断書が必要ですが、 私の場合は、「入院状況申告書」「領収書」「診断明細書」コピーを用意しました。

 

 用意すべき書類の一覧と説明書が添付されていましたので、何回も読み返して準備することが大事です。

 

4、相続手続き

 

 ①遺言書の検認

 検認に必要な書類や方法は、裁判所ホームページに詳しく記載されています。地方裁判所毎にも、若干、様式や具体例が異なりますので、自分が申し立てる管轄裁判所のものを中心に何度も確認しました。 

www.courts.go.jp

   遺言者の出生から死亡までの「戸籍謄本」相続人の「戸籍謄本」の取得に時間と手間がかかります。特に、本籍地の転籍や結婚による除籍等があると、順番に遡っていかないといけませんので、時間がかかることになります。

 

 私の場合、9月7日に本籍地の市役所に「戸籍謄本」の請求を開始してから、最終受領したのが、9月20日になり、家庭裁判所には翌9月21日に申請しました。

 

  ★家庭裁判所への申請書類は、下記の通りです。

   ①家事審判申立書+800円分の収入印紙

   ②相続人目録

   ③原本還付申請書

   ④戸籍謄本・・・原本とコピー 一式

           (私の場合、各5通)

   ⑤(遺言書検認済証明書)申請書

      +150円分の収入印紙

   ⑥84円切手×相続人数

    (検認期日の通知書発送用)

 

 家庭裁判所には、9月21日に直接持参し、内容ご確認頂いた後、検認期日を相談しました。検認期日は、10月17日に決定。

 各相続人に、9月26日に「期日通知書」が到着しました。出席は自由です。

 

 遺言書の検認は、裁判官より、遺言書はいつ、どのように保管されていたか?

 この筆跡・印鑑は誰のものか?等々 簡単な質疑応答が約5分間あり、終了。

 その後、書記官の方が、遺言書、封筒、検認証明書を左ホッチキス2か所で綴じて、各ページに割り印され返却頂きました。あっさり終わった感じです。

 

 ②銀行預金の相続手続

 銀行預金の相続手続の基本は、全国銀行協会のホームページに分かり易く整理されており、とても参考になりました。

 

www.zenginkyo.or.jp

 

 銀行によって、手続きの順番に違いはありますが、全国銀行協会の提出書類をベースに、各銀行独自の相続届書類がプラスされています。

 

 ゆうちょ銀行は、近くの簡易郵便局の貯金窓口でも受付てくれますが、担当者の理解レベルが低いと感じました。

 

 私が、郵便局で最初に対応して頂いた担当者は、最初の申出時点で戸籍謄本原本が必須と言われました。しかし、その時頂いた「貯金等の相続手続の流れ」にはその記載が無いことを問うと、郵便局内の先輩に相談。

 

 その二人の会話が聞こえてきたのですが、「どうでもいいんやったら無くていい」と先輩が話しているのを聞き、「ここで手続きしない方がいいな、、」と思いました。

 書類だけ頂いて、本局で手続きすることにしました。 

 

 地方銀行は、大きいところほど、しっかりしている印象でした。

 窓口に行く回数も2~3回必要で、遺言書による相続手続きの経験が少ない方々でした。その為、確認に時間がかかりました。

 

5、その他の手続き

 ①携帯電話の解約

 ②お香典返し

 ③不用品の整理・処分

 ④クレジットカードの解約 等

 

6、反省

葬儀後の手続について振り返りますと、ポイントは、

 ①やるべき手続項目を一覧表にすること

 ②出生から死亡までの戸籍謄本をスムーズに

  取得すること

 ③必要な情報・書類を早め早めに確認し準備する

  こと! だと思いました。

 

次回は、亡き妻への想い。妻はどこにいるの?、亡き妻と交流することは出来ないの?等について考えてゆきたいと思います。