神の息吹き、神の愛、神の導きは、この上なく優しいものです‼
私たち人間にとって、この物質的な世界ですら、宇宙の果てからミクロに至るまで未知のことだらけです。霊の世界のことは、なおさらまったく無知と言っていい状態です。
ほんのわずかな限られた『霊界通信』や各自の『インスピレーション』などから、知り得る情報があるのみです。もちろん、地上世界の人間にとって、知らなくていいもの、まだ知らない方がいいものもありますので、知るべき情報は限られてきます。
そのような中、幾界層にも及ぶ『霊の世界』と、物的面・霊的面すべてを包含している『神・大霊の存在』があります。自分の全身・全霊と繋がっている『神の息吹』『神の生命』に、どれだけ気付いてゆけるかは、まさに、【幼子の素直さと謙虚さ】が必要です
それでは、G・V・オーエンの『霊界通信』の一文を下記に抜粋します
---------------------------------------------------------------------------------
霊界通信『ベールの彼方の生活』(一)「天界の低地」篇 六章 見えざる宇宙の科学 4 霊的世界の構図 227~233ページ より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜改行を加えています)
一九一三年十月二四日 金曜日
今夜もまた貴殿のご母堂ならびにその霊団の要請を受け、私の霊団と共にメッセージを述べに参りました。
貴殿にとって何がもっとも興味があろうかと考えた挙句に吾々は、地上へ向けられている数々の霊力の真相をいくらかでも明かせば、貴殿ならびに貴殿の信者にとって、地上生活にまつわる数々の束縛から解脱した時に初めて得られる膨大な霊的知識へ向けて一歩でも二歩でも近づく足掛かりとなり、天界の栄光へ向けて自由に羽ばたくことになろうとの結論に達しました。
──どなたでしょうか。
前回と同じ者──アストリエルとその霊団です。第十界(※)より参りました。話を進めてよろしいか。 (※界が幾つあるかについての回答はこの先に出てくる。──訳者)
──どうぞ。ようこそこの薄暗い地上界へ降りて来られました。さぞ鬱陶(うっとう)しいことでしょう。
〝 降りてくる 〟とおっしゃいましたが、それは貴殿の視点からすればなかなかうまい表現ですが、実際の事実とは違いますし完璧な表現でもありません。と言うのは、貴殿が生活しておられる 天体は虚空(こくう)に浮いている わけですから〝 上 〟とか〝 下 〟とかの用語の意味がきわめて限られたものとなります。
そのことはすでに貴殿の筆録したもの、と言うよりは霊的に印象づけられたものをお読みになって気づいておられるはずです。
最初に〝 地上へ向けられている数々の霊力 〟と申しましたが、これは勿論地上の一地域のことではありません。地球と呼ばれる球体全部を包括的に管理している 霊力の働き のことです。
地球のまわりに幾つもの霊的界層があり、言わば 同心円状に取り巻いております。下層界ほど地表近くにあり 距離が遠のくほど 力と美が増して行きます。
もっとも、その距離を霊界に当てはめる際は意味を拡大して理解していただかないといけません。吾々にとっては貴殿らのような形で距離が問題となることがないからです。
例えば私がそのうちの十番目の界にいる以上は、大なり小なりその界特有の境涯によって認識の範囲が制限されます。時おり許しを得てすぐ上の界、あるいはさらにその上まで訪れることは出来ますが、そこに永住することは許されません。
一方、下の界に住むことは不可能ではありません。何となれば 私が住む第十界も球体をしていますから、幾何学的に考えても、下の九つの界を全部包含している ことになるからです。
従ってこれを判り易く言いかえれば次のようになりましょう。
すなわち 地球は 数多くの界の中心に位置し、必然的にその全ての界層に包まれている。
故に 地上の住民は その全ての界層と接触を取る可能性を有しており、現に 霊的発達程度に応じて接触している──あくまで霊的発達程度です。なぜならその界層はすべて霊的であり物質的なものではないからです。
-------------------------------<中略>------------------------------
< この中略の中で、地球は、取り巻く各界の霊力が物質となって顕現したもので、神や精霊に包み込まれ影響を受けていること。
地球圏の霊界と他の惑星の霊界とが融合し合う領域があること。さらには、太陽系内、他の恒星間、それぞれ融合する領域が果てしなく複雑に続き、知的探求の世界が無限に広がっていくこと、などを詳しく説明したあと、次の一文へと続きます。>
-------------------------------<中略>------------------------------
ところで、その 霊的界層は全部で幾つあるか という質問をよく受けます。ですが、以上の説明によって、まさか貴殿が同じ質問をなさることはありますまい。
万一お聞きになっても、たかが第十界の住民にすぎない吾々にはこうお答えするしかありません
──〝 知りません 。また、これ以後同じ質問を何百万回、何億回繰り返され、その間吾々が休むことなく向上進化し続けたとしても、多分同じ返事を繰返すことでしょう 〟と。
-------------------------------<中略>------------------------------
しかし貴殿に、そして未知なるものへ敬虔の念を抱かれる方に誓って申し上げますが、たとえ驚異によりて幾度も立ちすくまされることはあっても、
神の存在感の消え失せることは決してないこと、神の息吹とは すなわち神の愛であり、その導きは 慈母が吾が子を導く手にも似て、この上なく優しいものであることを自覚せぬ時は 一時 (いっとき) たりともありません。
それ故、貴殿と同じく吾々は 神を信じてその御手にすがり、決して恐れることはありません。栄光よりさらに大いなる栄光へと進む神々の世界は音楽に満ち溢れております。友よ来たれ。挫(くじ)けず倦(う)まず歩まれよ、と申し上げたい。
行く手を遮 (さえぎ) る霧も進むにつれて晴れ行き、未知の世界を照らす光が一層その輝きを増すことでしょう。未知の世界は少しも怖れるに及びません。
故に吾々は 惑星と星辰の世界の栄光と 神の愛の真っ只中を 幼子の如く素直に、そして謙虚に歩むのです。
友であり同志である貴殿に今夜もお別れを述べると同時に、この機会を与えて下さったことに感謝申し上げます。吾々の通信が、たとえ数は少なくとも、真理を求める人にとって僅かでもお役に立つことを祈っております。では改めてお寝(やす)みを申し上げます。神のお恵みを。 ♰
---------------------------------------------------------------------------------
この地上世界にいる間、なかなか、私という【自我】の存在から抜け出ることは難しいものです。多くの方々が、いろいろな手段なり方法で【覚醒】【解脱】【次元移行】などの方向を目指して努力されています
それぞれどんな道であろうと、根本土台は【神・大霊】の意識で有るということ、これに代わるものはありません。その意識に背く『傲慢さ』という過ちに気付けるほどに、【神・大霊】に近づいて参ります
『傲慢さ』を含めた、あらゆる『欲』を隠し通してきた地上生活だったことを、真摯に<反省>し、【神・大霊】の意識へと転換してゆきたいと思います
その為にも、『霊界通信』より得た<霊的知識>を自分のものとし、上記抜粋で仰っている通り、<神の愛の真っ只中を、幼子の如く素直に、そして謙虚に歩む> 一歩が、なによりも大切です
<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】です
<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>
やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
守護神様、守護霊様、背後霊様、古の霊の皆様および亡き妻、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺