『時間』は存在しません。『思念』が魂を縛り、魂の「成長と進化」によって環境が変わります❗
私たち「地上世界」で感じている『時間』の概念は、「死後の世界」にはありません。必要ないんです。
「死後の世界」では、この「地上世界」のように、<表現形態>が老いて朽ちることが無く。また、地球の自転、公転を利用した『時間』により<成長>を管理する必要がないのです。
『時間』の代わりにあるのは、「霊的向上進化」に伴って、周りの環境や人々、住む界層が変わってゆくことを『意識』することなんです。その意味で、 各人の『霊的レベル』が『時間』に代わる尺度になります
それから、この「死後の世界」では、『思念』が自らを縛り付けます。
「幽界」や「精霊界」と言われる「地上界」に最も近い界層では、泥臭く、欲深く、<物質・肉体>にしがみついて離れたがらない「死者」が、大勢います。それぞれの欲望に応じて無数の界層を形成しています。
彼らは、<物質・肉体>寄りの低級な『思念』をいつまでも大事にしているので、<物質・肉体>の 『欲深さ』から離れられないのです。自分で自分に『縄』をかけた状態です
では、シルバー・バーチ霊より、【死後の様子と人】についての一文です
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シルバー・バーチの霊訓(五) 三章 死後の後悔 46~48ページ より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。シルバー・バーチ霊の言葉は「 」部分です)
別の日の交霊会で興味深い死後の事実が明かされた。
メンバーの一人が、最後の審判の日を待ちながら何世紀もの間暗い埋葬地で暮らしている霊(地縛霊の一種)を大ぜい救ってあげた話を聞かされたがそんな霊が本当にいるかと尋ねた。
「 それは本当の話です。それが私達にとって大きな悩みのタネの一つなのです。そういう人たちはその審判の日をただ待つばかりで、その信仰に変化が生じるまでは手の施しようがありません。
死んだら大天使ガブリエルのラッパが聞こえるまで待つのだという思念体を事実上地上の全生涯を通じて形成してきております。
その思念体をみずから破壊しない限り、それが一つの思想的牢獄となって魂を拘留し続けます。
死んだことを認めようとしない人も同じです。
みずからその事実を認めない限り、私たちはどうしようもないのです。
自分がすでに地上の人間でないことを得心させることがいかに難しいことであるか、あなた方には想像がつかないでしょう。
あるとき私は地上でクリスタデルフィアン(※)だった人と会って、えんえんと議論を交わしたことがあります。
彼は私を見据えてこう言うのです───〝 こうして生きている私がなぜ死んでるとおっしゃるのでしょう 〟と。どうしても私の言うことが信じてもらえず、〝 復活 〟の日まで待つと言い張るのです。そしてそこに留まっていました 」
( ※ 奇しくもスピリチュアリズム勃興の年である一八四八年に設立されたキリスト教系の新興宗教。バイブルを唯一の教義として既成神学の三位一体説を否定し、キリストの再臨とエルサレムを中心とするキリストによる祭政一致の地上王国の到来を信じた──訳者 )
───何をして過ごすのでしょうか。
「 ただ待つだけです。こちらには〝 時間 〟というものがないことを忘れないでください。もし自分が待っているという事実に気がつけば、その思念体が破れるはずなのですが───自分でこしらえた牢獄なのですから。ですが、こうした事実を地上の人間に伝えるのは大変です。
あなた方がお考えになるような時間が無いのです。
なぜなら、私たちの世界は軸を中心に回転する天体ではありませんし、昼と夜を生じさせる太陽も無いからです。昼と夜の区別がなければ昨日と今日の数えようがないでしょう 」
───時間的な刻みはなくても時間の経過はあるのでしょう?
「 ありません。まわりの出来ごととの関連によって成長と進化を意識していくのでして、時間が刻々と過ぎてゆくというのとは違います。魂が成長し、それにつれて環境が変化していきます。
時間というのは出来ごととの関連における地上独自の尺度にすぎません。あなたが無意識であれば時間は存在しません。出来ごととの関連が無くなるからです。
夢を見ている間も出来ごとの関連が普通とは変化しています。肉体に繋がれている時よりも出来ごとが速く経過するのはそのためです 」
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私は、<物質・肉体>という牢獄に閉じ込められているのに、平気な顔をして生活しています。死んだら<無くなる物や事柄>を、『実体』があるものとして生活してしまうのです。
しかし、<肉体>という【私】は、必ず『時間』の経過とともに朽ちてゆきます。それは、確実です。では、<霊体>という【私】は、どうでしょう。
どんな状態でしょう?
どれだけ、進化したでしょう?
死の間際になって、やっと<気付い>たり、<悔い改め>たりするのではなく、日頃から、自分自身で牢獄を創って縛ってしまわないよう、意識の向け先に注意したいと思います。
人それぞれ選ぶ道、進む道があります。自分が信じる方向に向けて、【霊的進化】してゆきたいと思います。ただ、近道が無いことは、確かです
<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】です
<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>
やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
守護神様、守護霊様、背後霊様、古の霊の皆様及び亡き妻、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺