人間の行いは、七の七十倍の勢いを持って【天界】に知れ亘る⁉️
【霊の世界】では、この【肉体・物質世界】とは異なって、『その人の<人間性>が全てを決め』、『何一つ隠すことはできず、全てが知れてしまう』。また、『その人のオーラ、色彩、光輝がその人の<本性>を示している』ということでした。
この『全てが知れてしまう』ということですが、『シルバー・バーチの霊訓』と並ぶ三大霊訓の一つ、『ベールの彼方の生活』にも、重要なことが書かれていました
つまり、『全てが知れてしまう』というのは、自分の周りの霊達と【神・大霊】だけでなく、霊界全域に知れ亘って、守護霊にまで影響を及ぼすことになる。ということなのです 分かりやすく言えば、『全てが、全てに、知れてしまう』ということです。
実際の行為だけでなく、考えていることも含め全て、霊界の誰にも隠すことができない。【肉体・物質世界】中心に生きている私達には考えられないことですが、一時一時の<思い>や<行為>が、どれだけ大切かということを感じます
この世界の『電波』をイメージすると、そのことが良く理解できます。
電波は、電磁波の一種で、この世界の空間を伝わる『電気エネルギーの波』の事ですが、電波の周波数には、低いものから高いものまで様々あって、周波数の種類毎に用途が決められています。私達が日頃使っている携帯電話や無線もその一つです。
【霊の世界】でも同じようなことが起きているんです。
つまり、『霊波』という『霊的エネルギーの波』が存在していて、これが、この世界と【霊の世界】すべてに伝わるということなのです
だから、よく「憑依」という言葉を聞きますが、その原因は、<自分自身が発する低い『霊波』>に同調する、【霊の世界】の住人、特に、地上圏に近い幽界などで地上生活との縁を断ち切れていない<不成仏霊>等を自ら引き寄せているのです。『電波』が同通するのと同じ現象が、『霊波』でも起きているのでした
それらのことを考えさせられる一文が、下記です
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ベールの彼方の生活(二) 三章 天上的なるものと地上的なるもの 2 守護霊と人間 82ページ ~ 84ページ より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。前後関係もありますので区切りが良いところを抜粋しています)
一九一三年十一月二四日 月曜日
更に言えば、いついかなる時も 吾らの存在を意識すること は好ましいことであり、吾らにとって何かと都合がよい。事実、吾らはいつも近くにいる。もっとも、近くにいる形態はさまざまであり意味も異る。
距離的に近くにいる時は役に立つ考えや直感を印象づけるのが容易であり、又、仕事がラクに、そして先の見通しも他の条件下よりは鮮明に見えるように順序よく配慮することが出来る。
吾らの本来の界にいる時でも、人間の心の中および取り巻く環境で起きている事柄のみならず、その事情の絡み合いがそのまま進行した場合どういう事態になるかについての情報をも入手する手段がある。
こうして接触を保ちつつ吾らは監督指導が絶え間なく、そして滞りなく続けられるよう配慮し、挫折することのないように警戒を怠らない。
それが出来るのも 吾らの界、および吾らと人間との間に存在する界層を通じて情報網が張りめぐらされている からであり、必要とあらば直接使者を派遣し、場合によっては今の吾々がそうであるように、自ら地上へ降りることも可能だからである。
更にその方法とは別に、吾らの如き守護の任に当たる者が本来の界に留ったまま、ある手段を講じて自分に託された人間と接触し、然るべく影響を行使することも可能である。
これで理解が行くことと思うが、創造主の摂理は 全界層を通じて一体となって連動し、相関関係を営んでいる。宇宙のいかなる部分も 他の影響を受けないところは 一つとして無く、人間が地上において行うことは 天界全域に知れ亘り、それが 守護霊の心と思想に反映し、守護霊としての 天界での生活全体に 影響を及ぼすことになる。
されば 人間は 常に心と意念の働きに注意せねばならない。
思念における行為、言葉における行為、そして実際の行為の全てが、目に映じ手を触れることのできる人々に対してのみならず、目には見えず手を触れることこそできないが、いつでも、そしてしばしば監視しながら接触している 指導霊にも重大な影響を及ぼすからである。
それのみではない。地上から遠く離れた界層にて守護の任に当たる霊にも影響が及ぶ。私の界においても同じである。
この先更にどこまで届くか、それは敢えて断言することは控えたい。が、強いて求められれば、人間の行いは 七の七十倍の勢い(*)を持って天界に知れ亘る、とでも答えておこう。
その行きつく先は人間の視野にも天使の視野にも見届けることは出来ない。何となれば、その行きつくところが 神の御胸 である ことに疑いの余地は無いからである。(*マタイ18・22。計り知れない勢いの意──訳者)
故に、常に完全を心掛けよ。何となれば天に坐(ましま)す吾等が父が完全だからである。不完全なるものは神の玉座に列することを許されないのである。
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一切の隠し事が出来無い【霊の世界】、考えてみれば、この【肉体・物質世界】もそうであれば良いのにと思います。
いえ実は、この世界では隠せているように見えて、人の本質(霊)は、すべての本心を知っており、【神・大霊】の摂理に反する不調和な心があると、いろいろな場面、環境、身体、人間関係などにその【心の状態】を映し出しているのです。
また、【シルバー・バーチの霊訓】や【ベールの彼方の生活】で述べられていた通り、私達が普段意識していない【霊の世界】へも、すでに心の内を含め全てが知れわたっていたのです
『因果律の法則』が、間違いなく【霊の世界】にも【肉体・物質世界】にも、公平公正に働いている。ということは、日頃から何を思い、何を心がけるべきか。それも【霊訓】に述べられている通りです。<人のために役に立つことをする>、<自分を高めることをする>、<常に完全を心がける>、ということです。
これまでの<結果>には、必ず<原因>があった。その<原因>の発信源、『霊波の発信源』は、他の誰でもない、自分なんだということが分かります
<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】です
<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>
やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
守護神様、守護霊様、背後霊様、亡き妻および古の霊の皆様、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺