乳がん転移 癌性リンパ管症で亡くなりました

人生の転機にて、人生の目的を見つめてゆきます

地獄界へ・・ (スウェデンボルグ①)

【体外離脱】地獄界へ行く (スウェデンボルグ①)

 

 

前回、霊界と交流する方法について、三人の方の【体外離脱】に至るステップの共通点をご紹介しました。今日は、そのうちの一人、「スウェデンボルグ」が、地獄界へ足を踏み入れた時の様子をご紹介したいと思います。

 

普通、私たちは、亡くなったとしても、地獄界とは無縁だと思っている方が大半だと思います。地獄界は、例えば、人の道に外れ悪い行いをした人、いわゆる "悪人" と呼ばれる人が行く所だと思っています。

 

しかし、実際はそんな人達だけではなさそうです。

 

どのような考え方や生活をしていた人が、死後、地獄界と呼ばれる所へ行くか❓ スウェデンボルグが見て来たことは、参考になると思いますので、前回の書籍(『私は霊界を見て来た』)より要点を抜粋したいと思います。

 

 

1、「宗教の説く地獄界は仮空の世界」

  P151~P156より抜粋 引用箇所は『 』の部分です(以下同様)

 

『 霊の世界は実は、いま言った三つの世界を一緒にしたものが全ての世界だ。このうち精霊界は、霊の世界の中では”中間地帯”といえる特別な世界であり、霊界と地獄界は、それぞれ性質を異にする霊たちが住んでいる二つの違った世界だ。』

 

私(スウェデンボルグ)が、記す地獄界は、あくまで霊界の中の一つの世界(それは醜悪な世界だが)としての地獄界であって、宗教などが人々に恐怖を起こさせ、人々を善に導くための方便としているような仮空の地獄とは全く違うものだということだ。』

 

つまり、現世で悪いこと、不道徳な生涯を送った者は、地獄へ投げ入れられて永遠の罰を受けるとか、地獄に住むサタン(悪魔の大王)やデビル(凶鬼)などによって、永遠の苦しみを与えられるという地獄ではないということを彼は述べています。

 

マンガ版では、下図のように精霊界からは霊界へも地獄界へも通じていますが、霊界と地獄界の間には普通の通路は無く、二つの世界は一応は切り離されています。そして、地獄界は霊界の地面の下方向にあります。

 

自然界、精霊界、霊界、地獄界の簡単なイメージ図、マンガ版 P218より抜粋

 

2、「霊は自分の意思で地獄界へ行く」

  P157~P160より抜粋

 

『 人間の死後、精霊となった者のうち、どんな者が地獄へ行くかを一口でいうと、つまりは霊に眼ざめず、霊界の存在が見えない精霊たちだということになる。だが、彼らとて宗教の説くように現世で悪業を重ねたために、神のようなものによって罰として地獄へ行くわけではない。彼らは彼らの欲するところによって自ら地獄へ行くに過ぎない。

 

地獄へ行く精霊は、現世にあったとき、たとえば物質的欲望、色欲、世間的名誉欲とか支配欲などといった人間の外面的、表面的感覚を喜こばすことばかりに心を用い、本当の霊的なことがらを極端にないがしろにした者である。

 

これらの者は霊的事物には全く眼が開かれなかったため、精霊界に入ってもやはり開かれない者が多い。

 

このようなわけで彼らの精霊としての心は霊界の太陽の光や熱の与える幸福や霊的理性の輝きを感ずるようにはならず、逆にその間に、地獄界の火に心をひかれ、地獄界の凶霊たちに親しみを感ずるようになる

 

この結果として彼らは、自分の希望するところにしたがって、その自然の凶霊的な心の命ずるままに地獄界へ入って行くのである。これは人間でも似た者同士が集まるのと理由は同じなのだ。

 

 

このように、地獄界は、自らを【霊】であると自覚できない者が、【類は友を呼ぶ】の法則に従って、波長が合う者同士の集団として存在する低波長の場所と言えます。

 

地獄界と名称を付けていますが、実際は、低く暗い霊的レベル、波長、欲望の想念に応じて、無数の集団と階層があるのだと思います。

 

私は、生きている間に、肉体の殻にまつわる欲の数々が、実は仮想だったと、どれだけ早く気付いて本質を見出せるか、そして、周りを照らす光となっていけるか、が問われていると思います。

 

この肉体世界には、間違いに気付けるチャンスが、いつもあります。

自分の健康、家族、会社、境遇などいろいろな面に投影されています。びっくりスター

 

 

シルバー・バーチ霊が、霊界の階層に触れた一文を記します。

---------------------------------------------------------------------------------

「シルバー・バーチの霊訓(十)」 P93、P78より抜粋

 

第五章 死んだあと、どうなるのか

 

・・・・中略・・・・

(質問者) 霊界の各界層間の連絡はどのようにして行うのでしょうか。

(シルバー・バーチ) 今も申し上げた通り、そうした質問にお答えする上で問題なのは、言語を超越した実在を言葉によって表現しなければならないということです。

〝界層〟という用語自体がまず問題です。皆さんは地球の表面のようなところを想像なさるのでしょうが、実際はただの〝状態〟であり、〝段階〟の一つです。


霊界は段階的に上下の差があります。一つの段階はすぐ上と下の段階と融合してつながっており、それが限りなく続いております。明確な境界線が引かれているわけではありません。地理的な区域というものはないのです。

ある界からそれより高い界へ一方的に通信を送ることは出来ません。が、高い界から低い界へ向けて通信を送ることはできます。その方法は以心伝心によります。言葉はしゃべりません。音声を発するための物的な器官がないからです。思念対思念による交信です。

 

・・・・中略・・・・

 

(質問者) あなたたち霊の方が私たち人間より大霊と密接な関係にあるとお考えですか。

(シルバー・バーチ) あなた方も同じように大霊と密接な関係にあります。

なぜなら大霊はあなた方の内部に存在するからです。大霊の火花が一人ひとりに宿って生命を与えているからこそ生きていられるのです。


--------------------------------------------------------------------------------

 

私の本質は、【神一元】、【神がすべて、すべては神なり】、【神のみ存在する】、これを心から自覚するに応じ、神・宇宙の大霊への道が、明るく楽しいものになります。ですが、少しでも【偽我】に傾きはじめると、その道は『愛なき暗黒の大陸』と化してしまい、とぼとぼ闇の中を寂しく歩くことになります。。

 

どんな道を歩むかは、自分が選んで決めているので、人の責任にすることはできません。それぞれ、魂を浄化するという道が、ますます輝き、美しく、広がりますように、また、神・宇宙の大霊の下、ひとつにつながりますように・・・💖飛び出すハート

 

 

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

 

守護神様、守護霊様、亡き妻および古の霊の皆様、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺

 

スウェデンボルグ 1688年1月29日 - 1772年3月29日