乳がん転移 癌性リンパ管症で亡くなりました

人生の転機にて、人生の目的を見つめてゆきます

死者の行方 スウェデンボルグ① 死後の世界

死者の行方 スウェデンボルグ①
死後の世界

 

■ 死後の世界は存在するか?

■ 死者と交流できるか?

この二つ、考え方ひとつで、私のこれからの生きる方向性が決まってきます。二つ目のハードルは高いですが、突き詰めて行きたいと思います。

 

 

1、私の望み

亡き妻は、どこにいるのだろう?

 

世の中には、いろいろな宗教や学問がありますが、死後の世界について統一した見解は無いと思います。死後は無に帰するという考え方もあり、死後についての考え方は、千差万別、何が正しいか、その人の信じる心次第なのだと思います。

 

大切な人を突然亡くした私は、亡き妻がどこかにいて、必要とあれば交流出来ることを、切に願っています。

 

今、どこにいて、何をしているか? また、残してきた家族に伝えておきたかったことはないか? 時々、会って話は出来ないか? そんな想いが沸き上がって来ます。

 

死後の世界を信じ、交流するという望みを、叶えたいです!

 

2、死後の世界について

私が、学生時代より、大変興味深く、新鮮で強烈なインパクトを受けた書籍があります。それらの中から、まずスウェデンボルグの書き記した書籍から下記抜粋しています。・・・抜粋箇所は、色付け文字の文章で、下線は私が入れています。

 

著者のスウェデンボルグは、1688年生まれのスウェーデン人です。84歳で亡くなりましたが、後半生の約20数年間にわたり、肉体をこの世に置いたまま霊となって人間死後の世界、霊の世界に出入りし、見聞きし体験して来たことを十余冊に及ぶ「霊界著述」に書き記しています。下記書籍は、その抄訳、抄編になります。

 

現在、中古本で手に入れることが出来ます。また、この本のマンガ版が別の出版社から出版されています。こちらは、マンガということで、大変読みやすくなっています。是非、興味を持って、どちらかでも読んで頂ければ、きっとその不可思議な世界に圧倒されると思います。

 

 ・書名:私は霊界を見て来た

 ・原著:エマニュエル・スウェデンボルグ

 ・抄訳・編:今村光一

 ・出版:叢文社

 

<抜粋>

『人間の肉体の死は確かにこの世の全ての終わりだということは物質界、自然界的に見れば正しい。だが、死を霊の立場、霊界の側から見れば、単にその肉体の中に住んでいた霊、肉体の中に住んでその肉体をこの世における一つの道具として使用して来た霊が、肉体の使用を止め、肉体を支配する力を失ったということに過ぎないのである。そして、霊はその後は霊界へと旅立って行くのだ。

死は霊にとっては霊界への旅立ちに過ぎないのだ。』31ページ

 

『この世の人間が死んで、まず第一にその霊が行く場所が精霊界である。人間は死後ただちに霊となるわけではなく、いったん精霊となって精霊界に入ったのち、ここを出て霊界へ入り、そこで永遠の生を送る霊となる。精霊が人間と霊の中間的な存在であるように精霊界も、人間の世、この世の物質界、自然界と霊界との中間にある世界なのだ。』42ページ 

 

「心直ぐなる太古の人は、その心、霊界に向けて開けおれり、ゆえに太古の人、霊たちと直接語ることしばしばありき」 私は、霊界に太古の昔から住んでいる霊と語ったとき、その霊からこのようなことを聞いてひとかたならず驚かされたことがある。その霊は、心が素直で霊界への心の窓が開かれていた太古の人たちの中には、肉体を持った人間のまま霊と直接会話を交えることのできる人々がかなりしばしばあったというのである』191ページ

 

<マンガ版>

 ・書名:霊界マンガ版

 ・原著:エマニュエル・スウェデンボルグ

 ・漫画:南 聖樹

 ・抄訳・監修:今村光一

 ・出版:中央アート出版

 

死後の世界が存在すること。死者と交流をすることが可能なこと。が述べられています。死者が霊界において生活しているならば、現世の私が、亡くなった家内と交流することは可能と言えます。これから、その「方法」と「実践」について書いていきたいと思います。

 

その前に次回よりしばらく、まだまだ重要なスウェデンボルグの手記の内容のご紹介と、死後の世界、霊界についてにとどまらず、宇宙の摂理や人の生き方にまで及ぶ幅広く比類なき偉大な霊言集からの抜粋をご紹介したいと思います。