乳がん転移 癌性リンパ管症で亡くなりました

人生の転機にて、人生の目的を見つめてゆきます

死者の行方 スウェデンボルグ② 霊界との関係

死者の行方 スウェデンボルグ②
霊界との関係

 

前回、スウェデンボルグの見聞きして来た霊界との交流から、死後の世界が存在し、死者は霊界にて永遠の生活をしていること、霊との対話が出来ることについて抜粋しました。
これらは、私が知りたいこと、望んでいること、すなわち、「死後の世界は存在する?」「亡き妻と交流することは出来る?」について導きを与えてくれました。

『私は霊界を見て来た』では、スウェデンボルグが、霊の世界で見聞きして来た様々なことが述べられていますが、「霊界とこの世の関係」について、以下のように述べています。
引用 224~225ページ 抜粋箇所は、色付け文字の文章で、下線は私が入れています。

「霊界とこの世とは実は別々の世界ではなく一つの世界なのだ。そして霊界とこの世は、この二つのものを含めた大きな一つの世界の二つの違った部分なのだ・・・・・。
霊界とこの世は別々の二つの世界ではない。一つの大きな世界の異なった部分である――そこで異なった部分に過ぎない両者の間には、いろいろな面で全く別の世界としか思われないような相違がある。だが、あくまで一つの世界の二つの部分に過ぎない証拠に、霊界とこの世の間には、人々には気付かれないながら、非常に緊密な関係があるのだ。この関係を何度も出てくる金貨の裏表のたとえ言えばでいえばつぎのようになる。
霊界とこの世は一枚の金貨の裏表のように切離しがたく結びついているのではなくて、もともと一枚の金貨の裏表なのだ・・・・・。

 

では、もっとわかり易く説明しよう。
霊界の太陽から流れ出る霊流が霊界の生命の源であることはすでに述べたとおりだ。この霊流には、霊界の上、中、下の三世界に直接、太陽から注がれるもの(直接霊流と太陽➡上世界➡中世界➡下世界の経路を経て各世界に注がれるもの(間接霊流の二つのものがあることを思い出してほしい。私は、この霊流について説明したとき、霊流は霊界内の下世界にまでしか達しないかのようにわざといっておいた。しかし、私は、いまは、霊流は下世界から、さらに人間界にまで達しているのだと訂正しよう。」

 

私たちの今生きているこの世界、なんということでしょう!
霊界の中の一部だという、さらに、私たちは、霊界の太陽から生命の力を得ているという、、これが、私たちの真実の姿だという。。


亡き妻も霊界で生きていると思うと、とても嬉しい気持ちになります。が、一方で、亡き妻にとっては、新たな一歩が始まっており、、寂しいですが、こちらのことは、少しずつ記憶から薄れていくんだろうと思います。物質の肉体が、あったときの、ありがたさ、しみじみと感じます。

 

ところで、霊界とこの世界の関係について、205ページで、分かり易く次のように述べられています。

 

「私はすでに霊界は全宇宙より広い広大無辺なものであること、霊界とこの世の関係は一枚の金貨の裏表のようにぴったりくっついていて切離せるものでないことなどを述べた。私はここでこの世と霊界の関係について一つの比喩をいおう。それは、この世とは霊界の広大無辺な空間の中にポッカリと浮かんでいる一つのゴムの球のようなもので、このゴムの球である自然界の周囲は全て霊界で取り囲まれているということだ。

しかし、このようにいうと人々は、自然界と霊界とはゴムの球の外側の皮で、はっきり境界ができている別の世界のように思うに違いない。だが、私はいま、さらに詳しく本当のことをいうことにしよう。それはつぎのとおりだ。

 

ゴムの球の中にも全て霊界は、しみ込んでいるのだ。ゴムの球の中も実は霊界なのだ。ゴムの球の中以外の全ての空間は霊界なのだが、ゴムの球の中だけは、例外的に自然界と霊界の二つの世界が、同じ空間にともに存在しているのだ。」

 

霊界マンガ版の最後は、次のように締めくくられています。

霊界の真理を知り生きよう

 

 

 

これまでの抜粋を、次のように整理しました。

 

1、死後の世界は存在する。
2、死は、霊界への旅立ちに過ぎない。
3、死後、霊界にて永遠の生を送る霊となる。
4、霊と直接対話することが出来る。
5、この世と霊界は、一つの大きな世界の異なった部分である。二つの世界は、同じ空間にともに存在する。
6、私達人間も霊界の太陽から流れ出る霊流に生かされている。

 

ここに抜粋していない多くのことが、まだ書籍には記述されています。

 

次回は、私にとって最も知りたい「霊との直接対話」の方法について、スウェデンボルグがどのように語っているか、見てゆきたいと思います。

 

願わくば、妻の霊に一歩、また一歩、近づけることを願って🌺