死者の行方 スウェデンボルグ③
霊との対話
前回まで、スウェデンボルグが語る、「死後の世界」「霊界への旅立ち」「この世との関係」「霊流について」「霊との直接対話」などについてみてきました。今回は、私の一番の望みである、亡き妻との対話は、どうすれば出来るか、「霊との直接対話」の方法について、みていきます。
『私は霊界を見て来た』の 23~26ページ。
『霊界マンガ版』では、37~41ページ。今回はマンガ版より抜粋しました。私が抜粋した箇所は、色付け文字の文章で、下線は私が入れています。「・・・」は、途中省略を表しています。
「私が霊界に入り、霊たちと交わってきたのは、自分自身の意志で、私の霊を私自身の肉体から離脱させることによってだった。これを私は『死の技術』と呼んでいる。では、肉体と霊を分離し、霊界に入るとはどういうことかをお話ししよう。
霊の肉体離脱の初め、私は必ず眠っているのでもなく、といって眼ざめて覚醒しているでもない、という特別な感覚の中にいる自分を自覚する。そのうちに自分が十分に覚醒しているのだ、という意識がさえざえとする。だがこれは、あくまでも肉体的人間としてではなく、霊としての感覚においての覚醒なのだ。
だからふつうの眼・耳・鼻といった外部的な肉体感覚は、すべて眠ってなくなってしまっている。
その一方で、霊としての感覚はますます醒めてハッキリしてくる。
・・・・・・霊たちの姿や霊界の様子が、少しづつ見えはじめ、霊たちの言葉を聞いてそれを理解できるような気持が起き、霊たちに直接さわることさえできる気がしてくるのだ。これは霊たちと私の間に肉体という壁がなくなり、直接霊たちと交わることができるようになった証拠だ。
だが、肉体を離脱してまだそれほど肉体との距離のできていない段階では、私の霊はいま離脱したばかりの自分自身の肉体をはっきり見ることができるし、かなりの程度、肉体に対する支配力を持ちつづけている。」
上記内容は、『霊界マンガ版』、38~39ページに述べられています。
「さて、その状態からさらに進み私の霊が自分の肉体をほとんど意識しなくなってくると、私の霊は完全に肉体から離脱し、霊界に自由に出入りし、多くの霊たちと交われるようになるのだ。
私が生きながら霊界に入り
数々のことを見聞きしてきたのは
このような仕方によってだった。」
上記内容は、『霊界マンガ版』、41ページに述べられています。
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次回は、スウェデンボルグとは別の側面から、死後の世界、霊界、宇宙の摂理等について、霊の世界から述べられた比類なき偉大な霊言集から抜粋したいと思います。
ただ、そこで、私は、厳しく諭される言葉に出会いました。
それは、次回に!!
願わくば、妻の霊に一歩、また一歩、近づけることを願って🌺